この記事では投資を始める準備には欠かせない「生活防衛資金」について紹介します。
投資(資産運用)をしていく上で暴落とか失敗が心配ですよね。
今までコツコツ積み上げてきた資産が減ってしまうんですから、
「お金が減って生活できなくなったらどうしよう?」
と怖くなり行動できなくなってしまいます。
そんな時も余裕をもって構えておくためのお守りが生活防衛資金です。
生活防衛資金とは
不測の事態が起こった時、数ヶ月間生活を維持していくためのお金。
生活を破綻させずに守るためのお金。
生活防衛資金を確保することで心に余裕をもって資産形成していくことができます。
生活防衛資金が役立つのは投資関係だけではありません。
病気でお金を稼げなくなった時や、起業して何か始める!という時にも自分を守る盾になってくれます。
生活防衛資金について知って、早速貯めていきましょう^^*
- 生活防衛資金が心に余裕をつくる理由
- 自分の必要額
- すぐできる生活防衛資金の貯め方
生活防衛資金を確保する目的
不測の事態が起こった時に生活を破綻させないためです。
生活防衛資金があると良いこと

挑戦する上での「お守り」になる
生活防衛資金は人生を豊かにするためのお守りです^^
「なにかあっても生活防衛資金があれば数ヶ月は生きていける」と土台を固めておくことで、「投資を始めてみたい」「起業してみたい」といった挑戦したい気持ちを、行動に移すための後押しになります。
アスレチックの命綱を想像してみてください。
命綱がなければ「落ちるかもしれない」「ケガするかもしれない」という不安で動けないですが、命綱があれば存分に楽しめるし、積極的になれますよね。
私もインデックス投資や高配当株投資にとっても興味があり近々始めますが、こうやって挑戦しようと思えるのも生活防衛資金という土台をしっかり考えているからこそです。
生活防衛資金があれば、暴落が起きた時に焦って株を手放してしまう、パニックになってしまうといったことから少しでも自分を守れます。
生活防衛資金があるから絶対に大丈夫(`・ω・´)というわけではないですが、お守りになっていることは確かです。
状況の回復に”専念”できる
不測の事態が起きてしまった時、ただでさえ何から手をつけたらいいのかわからなくなりそうですよね。
でも生活防衛資金があれば生活費の工面にとらわれる心配が減るので、状況を立て直すことに専念できます。
貯めておいたお金で食いつないでいる間に状況を変える行動をしましょう。
お金の使い方を見直せてお金が貯まりやすくなる
生活防衛資金を算出して貯めていくためには毎月の生活費の把握が必要です。
生活費は2つに分けられます。
- 固定費:毎月決まった額の支出
(家賃、通信費、光熱費など) - 変動費:毎月変わる支出
(食費、交際費、交通費など)
同じ収入なら生活費が少ない方がお金が貯まりやすくなりますよね。
自分の生活に何円かかっているのか生活費が見える化されると余計な支出に気づいて見直せるので、生活費の削減に繋がります^^
私が実践したのは、外貨建て生命保険の解約や格安SIMへの変更です。
生活防衛資金も生活を維持するためのお金なので、生活費がかからなければ、その分生活防衛資金も少なくて済みます。
生活防衛資金はいくら必要?

結論からいうと生活環境や家族構成、リスク許容度によって金額は変わります。
以下を参考に自分の必要額を算出してみてください^^
▼最低これくらいあれば大丈夫だろう!という目安です。
生活防衛資金の目安額
参考:リベラルアーツ大学
- 会社員:生活費×6ヶ月分
- 自営業:生活費×1年分
例えば生活費が20万円の場合、会社員:120万円、自営業:240万円が生活防衛資金の目安額になります。
会社員は失業した場合は失業保険、ケガや病気で働けない時は傷病手当金といった保障制度があるので自営業より金額が少ないですね。
この目安額をベースに自分が安心できるかを考慮した分が、自分に必要な生活防衛資金額となります。不安を感じるようなら目安額よりも増やします。
自分を守るための生活防衛資金なので必要額は不安がないように設定しましょうね!
私は会社員ですが下記理由から1年分確保しておく考えです。
持病があり立て直すのに時間がかかること
1年分なら安心できる
先程も言ったとおり、生活防衛資金は生活背景や家族構成、リスク許容度によって変わるので環境が変わった時に都度見直していくことをおすすめします^^
生活防衛資金の貯め方
生活防衛資金=目標額の決まった貯金
教育、結婚、趣味、医療費…皆さん色々な目標のために貯金していると思いますが、生活防衛資金もその一つで、目標額がきちんと決まっています。
優先してコツコツ貯めていき目標額に達したら残りのお金は資産形成に回しましょう!
貯め方は先取り貯金がおすすめです。
■先取り貯金とは
毎月給料が入ったら、事前に必要分を確保して残った分で生活する貯金の方法。給料の天引きをイメージするとわかりやすい。
必要分を事前に抜いておくことで毎月一定額を確実に貯められるので、”今月は使いすぎて貯金ができない現象”を防げます。
毎月貯める分は1~2万など生活が苦しくならない程度にしておき、ボーナスが入ったら一気に貯めるのがおすすめです。(ボーナスの浪費も防げますねっ)
生活防衛資金の預け先
シンプルに銀行の普通預金で問題ないです!
■普通預金のメリット
- 管理しやすい
- 緊急時にすぐ引き出せる
- 盗難や損失など無くなるリスクがない
そして絶対やってはいけないことが2つあります。
①生活防衛資金口座を普段使いの口座と一緒にする
普段使いの口座で貯めようとすると生活費と生活防衛資金が混ざってしまい、いくら貯まっているのか非常にわかりにくく管理しずらくなりますし、お金があると勘違いして使ってしまうこともありえます。
生活防衛資金口座は専用口座として分けましょう!
自分で入金してもOKですが、会社によっては給料の指定金額を別の口座に分けて振り込んでくれたり銀行の自動送金サービスもあるので、手間が減らすために制度を活用してみましょう。私は会社に2ヶ所に分けて振り込んでもらってます。
②緊急時じゃないのに使う
もう一度何のために生活防衛資金を貯めるのか思い出してください。
不測の事態が起こった時に生活が破綻しないためですよね。
旅行に行く、買い物したいといった理由で手を付けたら間違いなく後悔しますし、軽い気持ちでお金を使っていたらいつまで経っても貯まりません。
専用口座に分けているので生活防衛資金は「ないもの」として過ごしましょう。
生活防衛資金の確保と少額投資を同時進行しよう
生活防衛資金って高額ですぐに貯められるような金額じゃないですよね。
「毎月の支出=生活防衛資金の貯金+投資資金+生活費≦収入(給料)」になります^^
そのため生活防衛資金は無理のない金額に設定しています。
せっかく投資や新しいことに挑戦したい気持ちがあるのに、生活防衛資金が貯まるのを待っていたら時間かかっちゃいますもんね。
生活防衛資金が貯まるまでは少ない金額を運用し(少額から始めることで投資の練習ができて感覚も掴めます)、貯まってからは生活防衛資金の貯金に回していた分も加えて運用を加速させていきます!
スモールスタートでどんどん挑戦していきましょう!
おわりに:生活防衛資金を貯めて、新しいことにどんどん挑戦していこう!
生活防衛資金は人生を豊かにするには欠かせないお金です。
- 生活防衛資金というお守りがあるからこそどんどん挑戦できる。
- 何かあった時も数ヶ月分の生活費が確保できてるから状況の立て直しに専念できる。
- 生活費を見直せるからお金が貯まりやすくなる。
心に余裕が生まれる理由が伝わっていたら嬉しいです。
目的意識をもって毎月コツコツ先取り貯金で貯めていきましょう!
必要なお金は皆さん次第ですが、自分が安心できる分を算出してみてください^^
これからも一緒にお金持ちを目指して積み重ねていきましょう(*’ω’*)
ここまで読んでいただきありがとうございました✨
また次回の記事でお会いしましょう~っ!
