本日は私が抱えている病気が「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(以下ME/CFS)」であると診断確定するまでの経緯をお話します。
私は奇跡的に専門医がいる病院に罹患早々かかれたこともあり、重症化を防げました。
仕事イヤイヤ期(2018/4~)
と少しずつ心と体のHPが削られていました。
仕事に対するストレス
- 入社2年目(25歳)
- 4つの大きなプロジェクトを任される
- 繁忙期
とにかく仕事に追われてました。
大きな課題を任せてもらえたことが嬉しくて、「やり遂げたい!」「成果出してみせる!」と強い意志で働いてました。今思うと全ての課題に100%の力を注いでたように思います。
全力を注いでいるのに、仕事はうまくいかないものです…。家に帰っても、翌日の仕事のことを考えたり、持ち帰ったパソコンで仕事をしたりしてました。
土日休みですが、2日間なんてあっという間で全然休んだ気にもなれません。
「皆こなせてるのに、私はいっぱいいっぱい…。」
「この仕事向いてないのかな…」
どんどんストレスが溜まっていって、頑張りたい自分と投げ出したい自分の葛藤が始まりました。
休職へのあこがれ
ストレスが溜まり疲れも取れない生活がしばらく続いたころ、無性に休職にあこがれていました。
その頃の私は家事が疎かになってきたり、疲れて眠いのに明日が来るのが不安で眠れなかったり、ボロボロの状態でした。
「とにかく時間をかけて休みたい!」
この思いが頭の80%位を占めていたと思います。
(とはいえ彼氏ができたり幸せな出来事もありました(^ω^*)それを頼りに日々過ごしてました笑)
病院たらい回し期(2018/9~)
実際にたらい回しされると不安も大きくなって、余裕がなくなりました。
なんだかとっても体調が悪い
仕事イヤイヤ期が始まり約半年立った9月頃、ついに体調に影響が出始めました。
- 微熱
- 口内炎の同時多発
- 親知らず周りの炎症
- 扁桃腺の痛みや鼻水
「免疫めっちゃ弱ってる!!?」
内科や耳鼻科に相談もしましたが、困ったことに薬が効かないんです。
自分の体に何が起こっているかわからない不安感…。それでも本能が感じる異常事態。
体も気持ちも辛い。もしかしてうつ!?
9月中旬、ついにやらかしました。
2週間連続、出張当日キャンセル!!
いわゆるドタキャンです。体調崩してましたが、それでも出張に行くつもりはあったんです。いつもより早い時間に起きてお化粧もして、準備もばっちりだったんです。それなのに、家から出られませんでした。
これはもう「うつ」しかないと思いました。「うつ」という病名だけが希望でした。
いざ精神科へ!
こんなに心も体も辛い。生活にも支障が出ている。「うつ」なら納得だ。
念のため「うつ」のチェックリストもやってみましたが、ばっちりでした笑

意を決して地元の精神科へ!
結果、「うつじゃありませんね~」
先生曰く、少し疲れてるのかもね~。微熱が下がらないなら、もう一度その原因を調べた方がいいんじゃない~?とのことでした。
意味が分かりませんでした。内科も耳鼻科も効果が無くて、うつだけが希望で精神科に来たのに、また振り出しに戻ってしまったのです。
ここまでが9月までの出来事です。
会社の上司に救われた
長いこと不調の私を、上司は常に気にかけてくれていました。
仕事を頑張りすぎてしまったこと、体調が回復しないこと、精神科で相談したけどうつじゃないと言われたこと、全て話しました。ご自身も辛い経験があったようで、私の辛さに共感してもらえて嬉しかったです。
「無理に出社せず、在宅勤務で休みながらの仕事でいいよ」と考慮してくれたのです。
その結果、10月の勤務日数22日中、在宅勤務10日・有給2日笑
休みながら(ほとんど寝ながら)仕事できました。
その後再び内科➡精神科➡内科でようやく大学病院の紹介状!
無理に出社しなくていいことで気持ちは少し楽になりました。でも、相変わらず微熱と喉の腫れや疲れからは回復しませんでした。
そこでもう一度病院へ行くことにしました。
まずは内科。「長期間風邪のような症状が続いているのであれば、心因性かもしれない。内科ではなく心療内科か精神科へ行ってください」と受付で拒否。
そうとあらば精神科(以前とは別のところへ行きました)。「まずは内科で診てもらってください。異常がなくて最後に辿り着くのがこちらなので、また来てください」と電話で拒否。
もう一度内科。精神科で言われたことを伝えても、やっぱり受付拒否でした(笑)しかし、何度も来ていることや行く当てが無いことをみかねて、ようやく大学病院の心療内科への紹介状を手に入れることができました(T^T)!!
- <4月~>ストレスと疲労で心と体を崩し始める
- <9月>内科:効果なし!
- <9月>耳鼻科:効果なし!
- <9月>精神科:うつじゃない
- <10月>内科:受診拒否
- <10月>精神科:受診拒否
- <10月>内科:紹介状GET!
ついに病名判明!休職へ(2018/11~)
気づけば少し肌寒い11月でした。
ようやく大学病院の心療内科を受診することができ、「原因不明の不調」の正体が分かったのです。
それが「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(以下ME/CFS)」でした。
私も病気なんだ!という安心感
原因不明の不調には”名前”があることがわかり、「私も病気なんだ!」と安心したことを覚えています。
病気である事実がわかったら悲しいはずなのに、私は病気がわかって嬉しかったんです。それくらい、”原因不明”は不安で恐ろしいことです。
それからの展開は急でした。「いち早く休むことが必要!」と初診の場で休職に必要な診断書を先生が用意してくれました。会社にも連絡し、翌々日~休職生活が始まりました。
現在休職を始めてから数か月が経ち、徐々に回復してきました^^
無理に働き続けなくてよかったです。
おわりに

私がME/CFSに辿り着くまでをお届けしました。
不調を感じたら我慢せずに、休む勇気をもってください。
思わぬ病気かもしれないこともあるんです。
会社はあなたがいなくても回ります(回るようにできてます^^)が、あなたの体はあなたが休まないと壊れてしまいます><
自分の人生を歩むために、まずは自分の体を労わってあげましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました^^
Twitterもやってます慢性疲労症候群についてもっと知りたい
漫画で気軽に勉強できます!
下記にリンクを載せておくので、チェックしてみてください^^